Distagon 55mm・・・ ただしf4.5かつ和製 |
5D MK2がいつまで使えるか判りませんが、銀塩で何をやればよいのかはこの間の撮り較べで少し判ったように思います。誤解を怖れずに言えば機材は写真の何分の一でしかないということ。あるレヴェル以上のレンズであればいま私がやりたいことはスキル次第でできそうだという手応えを得られています。
いまマミヤCのSekor 55mmというD55と同じ画角のレンズが手元にあります。Sekorの80mmや105mm、135mmは納得できるネガを残せる手応えがあります。ところが広角側の55mmや65mmにはどうしても釈然としない何かがつきまとっていました。どうもレンズ以外の要素だろうとは見当がついていましたが、今回撮ってみてあと少し迫れば何とかなりそうだというところまでたどり着けたように思います。
写真は一昨日の善福寺川緑地。
Mamiya C220 + Sekor 55mm・f4.5
Sekor 55mmの解像力は十分にあります。f5.6では周辺がまだ甘くf8かf11くらいまで絞る必要があると感じます。近接でのアウト・フォーカスはf5.6では流れ気味ですね。もう1段絞りたいです。このフィルムはフード未装着なのですが相変わらず逆光には弱くフレアを感じさせます。アンダー目にするとシャドウが潰れがちですのでコントラストを上げられない。このへんの階調がうまく残せるようになるとこのレンズで十分でD55は要らなくなります。ツァイスとマミヤの差はこれが簡単にできるか工夫しないとできないかの差のように思います。物事は単純なほうがよいのでその意味でもツァイスは優れていると思います。