超広角レンズ(1)

普及版超広角ズームであるEF20-35mm・f3.5-4.5 USMでは逆光の弱さに萎えましたので、逆光にビクともしない強いレンズがないものかとこの間いろいろ調べてきました。

できればEFレンズから選択したいのですが、現行商品ですとEF16-35mm・f2.8Lll USM、EF17-40mm・f4L USM、EF24mm・f1.4Lll USMが最近の設計でデジタル対応されたものです。ところが逆光での評価がよく判らないのと作例が拾えません。仮に良好だとしても価格が問題です。16-35mmが241,500円、17-40mmは126,000円、EF24mmLllに至っては246,750円もします(-。-;)

どう逆立ちをしても無理なので他社レンズを探しに探しました。すると某サイトで或るレンズが逆光ではEF16-35mm（旧タイプ）、EF17-40mmを抑えて圧勝・・・という某誌の評価を発見！(^^)　そのレンズはタムロンのSP AF 17-35mm・f2.8-4 Di LD Aspherical (IF) (A05)です。11群14枚、最短撮影距離0.3m(ズーム全域）。フィルター径77mmで専用花形フード付き。重さも440gと使いやすそうです。

もはやディスコンなのですが有るところには有るもので、新品未使用品が格安処分されていました。EF20-35mmの中古価格より安価！ ということで早速入手しました。

17mmですとこんな写真が撮れます。ISO3200で手持ちですが(^^;)

Eos 5D MarkII + SP AF 17-35mm・f2.8-4 Di LD Aspherical (IF)




ごるあ～！ ヽ( )｀ε´( )ノ

逆光に強いレンズのはずが・・・画面中央に降り注ぐフレアとゴーストたち！・・・(;￣ー￣川　フィルターは装着していません。素通しです。

ところがこちらの写真では右上にしっかりと太陽が入っているのですが、ゴーストはわずかでした。右下は水面への太陽の反射です。ここにもフレアが出ています。太陽光の強さと入射角で微妙にゴーストの出方が異なるようです。ただし出るときは微妙ではなく盛大に出ますが・・・(-_-;)　フードは純正花形フードをどちらも装着しています。

以下の2枚はEF20-35mmとのフレア比較。旧前田侯爵邸洋館です。左がEF20-35mm・f3.5-4.5 USM、右がSP AF 17-35mm・f2.8-4 Di LD Aspherical (IF)。絞り値はいずれもf5.6。同じ日の撮影ではありませんが、同じような時間帯、かつ天候ですので目安にはなります。下の写真は明るさが若干異なりますが、シャンデリア周辺のフレア状態は判ります。右の写真のほうがヌケがよいですね。

EF20-35mmの門前の写真は以前に載せていますがそれに較べればSP AF 17-35mmはまだ持ち堪えています。その分がややヌケのよい描写になっていますかね。フレアとゴーストはこの価格でしたら仕方がないと思います。期待しましたけれども(-_-;)