汐留(2)

順番が前後しましたが、こちらはヤシカフレックスで撮った汐留の写真です。

ヤシコールはトリプレットなのですが、以前ご紹介したようによく写るレンズです。近接ですと周縁の流れが気になるでしょうが、引いて撮る場合にはそれほど目立たないです。

こちらはレンズの開放値がf3.5ですからMP120mmよりもアドヴァンテージがあります。ただしf3.5ですと夜の撮影では開放より少し絞りたい場合でも1/5secで切らなくてはいけなかったりしますから、相対的に明るいというだけです。

135判のレンズや、ハッセルでもフォーカル・プレーン機用のレンズは開放値も明るいですが、レンズ・シャッターの標準レンズではマミヤ645の80mm・f1.9やノリタ66の80mm・f2くらいしか記憶にないですね。
当然、被写界深度も浅くなりますので、ピントの置き方によっては主題が判らない写真になる危険もあります。

三脚を使い、絞って長時間露出で撮る方法が正当なのだと思いますが、私のように動いて撮る場合が多いとどうしても安直な方法に落ち着きやすいですね。

ヤシカフレックス Yashikor 80mm・f3.5 400TMY