暗室ワーク(3)

写真展のプリントは今週末である程度まで到達したいと思っています。

前の記事を読み返すなかで気がついたのですが、ひょっとしたらまだ私はプリントが楽しいこととは思えていないのかもしれません。
嫌いではないのですね。嫌いなことはやりませんし、自分でやるのが嫌ならラボに頼むやり方もありますがあくまで自分でやるべきことだと思っています。でも好きなのかと問われると返答に窮するところがあるのも事実です。

撮影は寒いときでも苦になりませんし、失敗しても落胆はあまり大きくなく、次回に撮り直すことで引きずらないです。実際に同じところを何度も撮り直すことはこれまでも散々とやっています。それと比較することでプリントへの距離が判りそうです。

実際、準備は面倒です。私のところは薬品以外は毎回セッティングする必要がありませんから、自宅でやられている方の中でも恵まれた方だと思うのですが、それでも直ぐにプリントできないかとか安易なことを考えます。
昨年はこの時期に連日プリントしていたのですが、それは初々しさみたいなものが引き続きあったからかもしれません。

まあ人間誰でも面倒なことには腰がひけがちですが、苦労して手に入れるものとその過程の苦労を天秤にかけたときにどちらに傾いているかということかもしれませんね。
ネガをスキャンしてディスプレーで眺めるものとはまるで異なるものですし、実際にプリントして予想とは異なる印象に驚くことも落胆することもあるのが事実ですが、とにかくプリントしないと判らないということからすると、写真を撮っていて最後の詰めを欠くようなことになりかねません。
そういう意味ではこれも性格上の欠点が反映しているような・・・いつも最後はコレです。
少なくとも撮影と同じくらいのゆったりした気持ちでプリントを楽しめるようになりたいですね。

BESSA-R + COLOR-HELIAR 75mm・f2.5 MC 400TMY