2008年 02月 24日
'70年代の音楽写真 |
リンクしていただいているmid45様が先日アニー・リーボヴィッツのことに触れていました。
彼女の仕事を扱った映画『アニー・リーボヴィッツ・・・レンズの向こうの人生』がいま公開されてされています。
ああそういえばスーザン・ソンタグのパートナーだったなということを思い出したりして。
WEBで覗いてみましたが、音楽・映画シーンで活躍されている方ですから被写体は大物ばかりです。使っているカメラのフォーマットも様々で、ハッセルのH3Dらしきモノが映っていたしマミヤ645らしきモノも135判もありました。
『ローリング・ストーン』誌の表紙を飾った写真も当時随分と見ているはずなのに鮮烈な記憶がないですね。
ところで私にとって'70年代音楽シーンの写真はノーマン・シーフ(もう1人あげればヘンリー・ディルツ)に尽きるのですが、以前あるところで書いた文章を引用しておきます。
・・・'70年代のことでは、このことを記しておかねばならないです。ノーマン・シーフという写真家の撮ったものが一時期様々なアーティストのジャケットを飾りました。多くはモノクロームの写真です。これがいまよく見てみると中判をトリミングではなしに、35㎜で撮ったものが中心ですね。
彼の撮った写真がジャケットにあると、聴いたことがない新人でも迷わず購入していたくらいです。撮るアーティストは実力の有る人たちばかりでしたから。時間が有ったら覗いてください。
私はこんな写真をハッセルのモノクロで撮りたいです(笑) なお、どうもプリントのWEB販売もしているようですね。カーリー・サイモン、シェール、ジョニ・ミッチェル、ザ・バンドなどは素晴らしい撮影です。でも1枚買うとしたらやはりザッパの写真で決まりでしょう。私にいちばんふさわしいと思われます・・・
ノーマン・シーフは1975年頃に日本で写真展が開かれています。これは足を運びました。
写真集も米国版と日本版の2冊を持っているのですが(掲載写真が異なります)、書籍もレコード同様に保管場所にあるので直ぐには見られません。
そういえば数日前からスーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』(みすす書房)をまた読み始めていたのでした。
それとここのところはディクシー・チックスの『Taking the Long Way』をよく聴いているのですが、例の「みんなは知っていると思うけど、私たちはテキサスから大統領がでたことを恥ずかしく思うわ」というナタリー・メインズの発言。
そして謝罪。「アメリカ国民であり続けるために、ブッシュ大統領を尊敬していないと述べたことを謝るわ。私は誰もが最大の信頼を大統領の職務に抱くべきだと感じているのよ。私たちはいまヨーロッパにいて、結果として戦争に突入することを気づき、大きな反アメリカの立場を目の当たりにしたの。戦争は成功しそうな選択肢かもしれないけれど、母として、私は子供やアメリカ人兵士の生命を失う前に全ての可能な選択肢を見たいの。国を愛しているし、アメリカ人であることを誇りに思っているわ」
ソンタグが同書でヴァージニア・ウルフの『三ギニー』に触れていますが、ウルフの論理はフェミニズムの立場からメインズよりももっと際立っていて、「戦争は男性のゲームであって、殺戮兵器にはジェンダーがあり、それは男性ということ」・・・この後にソンタグの写真論が続きます。
写真はネガをひっくり返していたら出てきたもの。表参道です。
Bronica SQ-A+PS40mm・f4 400TMY
彼女の仕事を扱った映画『アニー・リーボヴィッツ・・・レンズの向こうの人生』がいま公開されてされています。
ああそういえばスーザン・ソンタグのパートナーだったなということを思い出したりして。
WEBで覗いてみましたが、音楽・映画シーンで活躍されている方ですから被写体は大物ばかりです。使っているカメラのフォーマットも様々で、ハッセルのH3Dらしきモノが映っていたしマミヤ645らしきモノも135判もありました。
『ローリング・ストーン』誌の表紙を飾った写真も当時随分と見ているはずなのに鮮烈な記憶がないですね。
ところで私にとって'70年代音楽シーンの写真はノーマン・シーフ(もう1人あげればヘンリー・ディルツ)に尽きるのですが、以前あるところで書いた文章を引用しておきます。
・・・'70年代のことでは、このことを記しておかねばならないです。ノーマン・シーフという写真家の撮ったものが一時期様々なアーティストのジャケットを飾りました。多くはモノクロームの写真です。これがいまよく見てみると中判をトリミングではなしに、35㎜で撮ったものが中心ですね。
彼の撮った写真がジャケットにあると、聴いたことがない新人でも迷わず購入していたくらいです。撮るアーティストは実力の有る人たちばかりでしたから。時間が有ったら覗いてください。
私はこんな写真をハッセルのモノクロで撮りたいです(笑) なお、どうもプリントのWEB販売もしているようですね。カーリー・サイモン、シェール、ジョニ・ミッチェル、ザ・バンドなどは素晴らしい撮影です。でも1枚買うとしたらやはりザッパの写真で決まりでしょう。私にいちばんふさわしいと思われます・・・
ノーマン・シーフは1975年頃に日本で写真展が開かれています。これは足を運びました。
写真集も米国版と日本版の2冊を持っているのですが(掲載写真が異なります)、書籍もレコード同様に保管場所にあるので直ぐには見られません。
そういえば数日前からスーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』(みすす書房)をまた読み始めていたのでした。
それとここのところはディクシー・チックスの『Taking the Long Way』をよく聴いているのですが、例の「みんなは知っていると思うけど、私たちはテキサスから大統領がでたことを恥ずかしく思うわ」というナタリー・メインズの発言。
そして謝罪。「アメリカ国民であり続けるために、ブッシュ大統領を尊敬していないと述べたことを謝るわ。私は誰もが最大の信頼を大統領の職務に抱くべきだと感じているのよ。私たちはいまヨーロッパにいて、結果として戦争に突入することを気づき、大きな反アメリカの立場を目の当たりにしたの。戦争は成功しそうな選択肢かもしれないけれど、母として、私は子供やアメリカ人兵士の生命を失う前に全ての可能な選択肢を見たいの。国を愛しているし、アメリカ人であることを誇りに思っているわ」
ソンタグが同書でヴァージニア・ウルフの『三ギニー』に触れていますが、ウルフの論理はフェミニズムの立場からメインズよりももっと際立っていて、「戦争は男性のゲームであって、殺戮兵器にはジェンダーがあり、それは男性ということ」・・・この後にソンタグの写真論が続きます。
写真はネガをひっくり返していたら出てきたもの。表参道です。
Bronica SQ-A+PS40mm・f4 400TMY
by cucchi3141
| 2008-02-24 09:43
| Bronica SQ