不発弾処理

調布市国領町での不発弾処理が無事終了したようです。
しばらく前から環八を通行していてこのことは知っていましたが、16000人に退去命令が出されていたとは。本当に住民は避難されたのでしょうか？　もしそうだとすると凄いことですね。作業時間中は半径500mが空っぽになったことになります。もっとも指定10カ所の避難所には840人の住民が避難ということで少し算盤が合いませんが。

戦前、戦時下は武蔵野市に中島飛行機武蔵製作所があり、これが米軍による空襲で主目標にされていました。いま手元に資料がないのですが、たしか朝日ソノラマの文庫で本土空襲を記録したものがあって、そのなかで武蔵製作所への空襲も詳細に触れられていたはずです。このことはまたいつか触れたいと思っているので今回は簡略にとどめます。

武蔵製作所への空襲はのべ10数回行われ最終的には壊滅状態になるのですが、三鷹や調布には中島の研究所がありましたからこれらも標的にされていたようです。それと調布飛行場が標的にされています。
今回の不発弾もこのときのものですが、実に60数年間も地中にあったのですね。焼夷弾ではなく爆薬が充填されているわけですから、それが1トンというのは相当なものなのでしょう。よく聞くのは250kg爆弾とかでしょうか？　ここに面白い資料が紹介されているのですが、ここでは1トン爆弾は半径20m以内が爆風により即死、半径150m以内が破片により即死、半径40m以内の建物は全壊、半径80m以内は半壊とされています。まだピンときませんがそれにしても凄い被害を被ることは理解できます。

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私の少年時代に武蔵野市緑町で不発弾が発見され処理されたのですが、このときはかなり深く掘っていました。西久保と緑町の境、五日市街道に面したところでまさに武蔵製作所の入口のようなところです。ここから徒歩3、4分の場所に住んでいましたが当時は避難勧告が出されたのでしょうか？　掘り下げた穴を覗いた記憶がありますが、あれは処理後のものだったのでしょうか？　かなり深かったですね。作業している（していた？）自衛隊員のヘルメット姿覚えているのですが・・・　なお避難勧告はまるで知りません。少なくとも近くの小学校に避難したことはなかったです。が、数十年も前のことですから記憶も変形している可能性があります。たしか10歳前後のことです。

写真は井の頭公園東端。井の頭公園駅のそばです。最近はここばかり撮っています。