2008年 06月 28日
脱走現場 |
昨日は少し走り回りました。夜は赤坂教会と決めていたのでその前に表参道を撮ろうかなと考えていました。ところが机の脇に先日観た「森山大道展」のチケット半券があって、29日まで開催であることを再認識したのです。私は友の会会員ですから「レトロスペクティブ」なら無料で観られます。この際もう一度観ておこうと思って行動開始です。
荻窪を3時過ぎにスタート。青梅街道を東に進みます。南阿佐ヶ谷を過ぎて環七との交差点である高円寺陸橋を右に折れます。このルートは距離は延びますが比較的急な勾配をかわせます。方南町・大原を過ぎて大原2丁目を左に曲がり井の頭通に入ります。中野通との交差点を右に折れて東北沢駅東をかすめ、そのまま道なりに進めばもう駒場です。進路としては井の頭線の少し北を進んでいる格好です。東Cの北を進むとまもなく山手通との交差点。ここを松濤方面に進みこの日は旧山手通を選択。神泉から首都高3号線の下をくぐって南平台。ここからヒルサイド・テラスまで道の両側を2本ほど撮って猿楽町に入ります。代官山の細い路地を進んで代官山駅。JR線路を目指して東を目指します。この辺は急勾配もあるので道を間違えないように注意しながら恵比寿南橋に出ます。目の前はガーデン・プレイス。自転車を専用置き場に置いて写美へ。
途中に撮影しながらでしたから到着は5時過ぎ。走行だけですと1時間ほどでしょうか。勾配をかわせれば疲れもそれほどたまる距離ではないですね。
さて写美は平日にもかかわらず大勢の見学者でした。圧倒的に若い世代が目立ちます。ちらほらと中高年の姿がある程度。女性が多いですね。森山ファンの層の厚さが判ります。アラーキーだとここまで女性が来るのか?
昨日はあえて引いて観ました。気になるところは近づく。やはり私に響くのは初期から'70年代の北海道ですね。どうもこの後からはレンズの解像力が上がりますから写真がかなり変わります。曖昧さが残る初期の写真はプリントの営為も透けて見えますからなぜそのように焼き込んだのか、被ったのかと考えると興味深いものがあります。露光をスタートさせると喫茶店でコーヒーを飲み始めるというからかなり濃いネガなのでしょう。それでもトーンがきちんとあります。
森山さんのスタイルは階調にふった写真ではありませんがハイライトや暗部はこのスタイルのほうがインパクトがあります。まずいまの私では撮らない写真ですし、観ている若い世代のカラーで解像力が強い、またはポートラやロモに代表される写真の対極にあるように感じます。
それと時代背景です。山岸章二に見出されて『カメラ毎日』で作品を発表。『プロヴォーク』でアジって「'70年」で負けて喪失感を引きずる'70年代、のような文脈で私は観ています。ですから北海道の写真に惹かれたりするわけです。そうした同時代性を持ち得ない若い世代は初期から'80年頃までの作品をどのように観ているのでしょうか。
作品は大きいものではなく小さいもの。四つ、せいぜい大四つ程度ですね。六つでも凄みがあります。これは植田正治さんの作品でもそうでした。
駆け足で作品を観て、戻って気になる作品は凝視したりしながらも30分ほどで会場を後にしました。ガーデン・プレイス周辺を少し撮って赤坂へと向かいます。
広尾までは前回と同じです。昨日は外苑西通を西麻布まで進んだ前回とは異なり広尾から東に入りました。有栖川公園から愛育病院を過ぎ警備の警官がやたらに多い中国大使館前を越えてテレ朝通に抜けます。少しいけばヒルズの西側です。六本木通を東北に進みますがまだ陽は落ちていません。あまり面白い光ではないのでここでの撮影はとりやめです。六本木交差点を左に曲がりミッドタウン前の信号を渡り檜町公園。檜坂を下って赤坂通に入りTBS方面を目指して進み国際新赤坂ビルの間を曲がって坂を上がれば赤坂教会です。この辺はいろいろと過去の想い出があるのですが今回は触れません。
9時近くまで祈りと黙想。帰路はどうしましょうか? 六本木でもよいのですが私は赤坂の夜のほうが好きです。ということでTBS周辺で4本撮って帰路スタート。ここからの帰りは赤坂見附から始まるのが常ですが昨日は突然青山通を西に進みました。おそらく紀尾井町の坂を避けたかったのといつもと異なる夜を進みたい気持ちがあったのでしょうか。
一ツ木通から青山通に出て渋谷方面に進みます。赤坂御用地側を進むと職質されて時間ロスの恐れがあるので左側を選択。虎屋の前を過ぎ、青山1丁目交差点。ここから外苑を抜けていってもよいのですがそのまま南青山3丁目まで進んで右折。キラー通を進んで仙寿院を左折。明治通との交差点を右折して千駄ヶ谷から北参道。ここで左に折れて山手線高架をくぐり代々木駅西側を少し行けば甲州街道。甲州街道を高井戸まで進んでもよいのですが距離が延びるので西新宿の高層ビル群を抜けながら成子天神あたりで青梅街道に入り後はいつものコースで荻窪へ。
前回より距離はありませんがアバウトで30km近くあるのでしょうか? 途中ふらふらと撮影していますから時間がかかりました。
さて今日も昼は赤坂に行って下北沢から夜は明大前・・・というコースを考えています。でも走っているうちに気が変わることも多いですね。どうなりますか。
写真は家出娘の潜伏現場付近。フェイントでした。16日間も見つからなかったのはバス通を越えていたからです。反対側ばかり探していたのです。
D200 + AF Nikkor 28mm・f2.8D
荻窪を3時過ぎにスタート。青梅街道を東に進みます。南阿佐ヶ谷を過ぎて環七との交差点である高円寺陸橋を右に折れます。このルートは距離は延びますが比較的急な勾配をかわせます。方南町・大原を過ぎて大原2丁目を左に曲がり井の頭通に入ります。中野通との交差点を右に折れて東北沢駅東をかすめ、そのまま道なりに進めばもう駒場です。進路としては井の頭線の少し北を進んでいる格好です。東Cの北を進むとまもなく山手通との交差点。ここを松濤方面に進みこの日は旧山手通を選択。神泉から首都高3号線の下をくぐって南平台。ここからヒルサイド・テラスまで道の両側を2本ほど撮って猿楽町に入ります。代官山の細い路地を進んで代官山駅。JR線路を目指して東を目指します。この辺は急勾配もあるので道を間違えないように注意しながら恵比寿南橋に出ます。目の前はガーデン・プレイス。自転車を専用置き場に置いて写美へ。
途中に撮影しながらでしたから到着は5時過ぎ。走行だけですと1時間ほどでしょうか。勾配をかわせれば疲れもそれほどたまる距離ではないですね。
さて写美は平日にもかかわらず大勢の見学者でした。圧倒的に若い世代が目立ちます。ちらほらと中高年の姿がある程度。女性が多いですね。森山ファンの層の厚さが判ります。アラーキーだとここまで女性が来るのか?
昨日はあえて引いて観ました。気になるところは近づく。やはり私に響くのは初期から'70年代の北海道ですね。どうもこの後からはレンズの解像力が上がりますから写真がかなり変わります。曖昧さが残る初期の写真はプリントの営為も透けて見えますからなぜそのように焼き込んだのか、被ったのかと考えると興味深いものがあります。露光をスタートさせると喫茶店でコーヒーを飲み始めるというからかなり濃いネガなのでしょう。それでもトーンがきちんとあります。
森山さんのスタイルは階調にふった写真ではありませんがハイライトや暗部はこのスタイルのほうがインパクトがあります。まずいまの私では撮らない写真ですし、観ている若い世代のカラーで解像力が強い、またはポートラやロモに代表される写真の対極にあるように感じます。
それと時代背景です。山岸章二に見出されて『カメラ毎日』で作品を発表。『プロヴォーク』でアジって「'70年」で負けて喪失感を引きずる'70年代、のような文脈で私は観ています。ですから北海道の写真に惹かれたりするわけです。そうした同時代性を持ち得ない若い世代は初期から'80年頃までの作品をどのように観ているのでしょうか。
作品は大きいものではなく小さいもの。四つ、せいぜい大四つ程度ですね。六つでも凄みがあります。これは植田正治さんの作品でもそうでした。
駆け足で作品を観て、戻って気になる作品は凝視したりしながらも30分ほどで会場を後にしました。ガーデン・プレイス周辺を少し撮って赤坂へと向かいます。
広尾までは前回と同じです。昨日は外苑西通を西麻布まで進んだ前回とは異なり広尾から東に入りました。有栖川公園から愛育病院を過ぎ警備の警官がやたらに多い中国大使館前を越えてテレ朝通に抜けます。少しいけばヒルズの西側です。六本木通を東北に進みますがまだ陽は落ちていません。あまり面白い光ではないのでここでの撮影はとりやめです。六本木交差点を左に曲がりミッドタウン前の信号を渡り檜町公園。檜坂を下って赤坂通に入りTBS方面を目指して進み国際新赤坂ビルの間を曲がって坂を上がれば赤坂教会です。この辺はいろいろと過去の想い出があるのですが今回は触れません。
9時近くまで祈りと黙想。帰路はどうしましょうか? 六本木でもよいのですが私は赤坂の夜のほうが好きです。ということでTBS周辺で4本撮って帰路スタート。ここからの帰りは赤坂見附から始まるのが常ですが昨日は突然青山通を西に進みました。おそらく紀尾井町の坂を避けたかったのといつもと異なる夜を進みたい気持ちがあったのでしょうか。
一ツ木通から青山通に出て渋谷方面に進みます。赤坂御用地側を進むと職質されて時間ロスの恐れがあるので左側を選択。虎屋の前を過ぎ、青山1丁目交差点。ここから外苑を抜けていってもよいのですがそのまま南青山3丁目まで進んで右折。キラー通を進んで仙寿院を左折。明治通との交差点を右折して千駄ヶ谷から北参道。ここで左に折れて山手線高架をくぐり代々木駅西側を少し行けば甲州街道。甲州街道を高井戸まで進んでもよいのですが距離が延びるので西新宿の高層ビル群を抜けながら成子天神あたりで青梅街道に入り後はいつものコースで荻窪へ。
前回より距離はありませんがアバウトで30km近くあるのでしょうか? 途中ふらふらと撮影していますから時間がかかりました。
さて今日も昼は赤坂に行って下北沢から夜は明大前・・・というコースを考えています。でも走っているうちに気が変わることも多いですね。どうなりますか。
写真は家出娘の潜伏現場付近。フェイントでした。16日間も見つからなかったのはバス通を越えていたからです。反対側ばかり探していたのです。
D200 + AF Nikkor 28mm・f2.8D
by cucchi3141
| 2008-06-28 08:22
| Nikon D200