2008年 07月 10日
PS150mm |
新宿西口のいくつかのところでは、いま大きなクレーンの聳える姿やらブルドーザーの動く姿をを目にします。再開発が4つの地域で進んでいます。
青梅街道の北側では北新宿1丁目・2丁目、西新宿8丁目成子地区の2カ所、それと南側の西新宿5丁目、6丁目です。
北新宿1丁目・2丁目は昨年から撮影をしてきていますが放射6号線と青梅街道が交差する道路まではかなり進んできました。建築はこれからですが整地はほぼ終わっています。西新宿8丁目成子地区は家屋の解体が始まっていますがまだ時間がかかるでしょう。西新宿5丁目、6丁目は一部は建築が始まっていますが西新宿8丁目成子地区同様に居住されている方が多くいますので時間はかかるのだと思います。
これらは木造住宅が多く残る地区なのですが、防災防火と道路拡張を目的に新都心の周縁として行政・商業施設との連携を持たせた姿に変わるのだろう思われます。ディヴェロッパー的視点からすると「容積が無駄にされている地域」です。
地域の開発は地権者や居住者の意向と行政の意向で進められるべきでしょうから外部から口を挟むことはしません。私が気にしているのは一部地域のネコと街並みの消滅です。
最近は西新宿5丁目、6丁目を頻繁に回っています。後者はまだ営業をしている店舗や事業所が多くありますし居住者も多いです。前者はかなり立ち退きが進んでいますがまだ居住者もいます。築50年前後の木造住宅があるかと思うとまだ20年に満たないだろう耐火建築もあります。
以前ですと感傷的に接することが多かったですが、最近では少し引いた視線でこれらと接しています。変わろうするものに抗することなくそれを「あるがまま」として受け入れる。これはカソリックやプロテスタント的というよりはむしろ仏教的な思考に近く、鴨長明の「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし」に始まる『方丈記』の視線が近いかもしれません。
それでも消えゆくものをフィルムに焼き付けることは私でも可能ですから、「いま」を淡々と写すのみです。
写真は西宿6丁目地区。
Bronica SQ-A + PS150mm・f4 100TMX
そういえば66でよく使っている中望遠はマミヤCのSekor 135mm、ハッセル用MP120mmです。150mmは他にハッセル用S150mmとブロニカSのZenzanon MC 150mm(ノリタ光学製)、あとはKowa 6の150mmが手元にあるものとしてパッと浮かびます。ふだんはあまり使わない距離です。
PSレンズで揃えるべきレンズとしては最後のものでしたが先日中野相場の半額ほどで入手できました。Sの価格ですね。PSですといま現在中野で23000円ほどでABランクが1本出ていますがこれはPSとしても高いと感じます。中野はまだSQ-AiとPSレンズは高めです。SQ-AとSレンズですとガクンと落ちますが。
さてそれでPS150mmですが、試写のシーンとしては難しいところを選んだようです。かなり引かないとアングルを決められない場所でしたから考えながら撮れたのは以下の写真です。これでf5.6くらいです。もう少し絞っても望遠のボケは維持できるでしょうし、このシーンですと背景をどこまでボケさせるかがありますから距離と絞り値の選択はいろいろと試さないと判らないと思います。
100TMXですとコントラストは低めですね。400TXですともう少し上げられると思います。次回は少し絞ってのボケとフィルムを変えてコントラストの変化も試します。
青梅街道の北側では北新宿1丁目・2丁目、西新宿8丁目成子地区の2カ所、それと南側の西新宿5丁目、6丁目です。
北新宿1丁目・2丁目は昨年から撮影をしてきていますが放射6号線と青梅街道が交差する道路まではかなり進んできました。建築はこれからですが整地はほぼ終わっています。西新宿8丁目成子地区は家屋の解体が始まっていますがまだ時間がかかるでしょう。西新宿5丁目、6丁目は一部は建築が始まっていますが西新宿8丁目成子地区同様に居住されている方が多くいますので時間はかかるのだと思います。
これらは木造住宅が多く残る地区なのですが、防災防火と道路拡張を目的に新都心の周縁として行政・商業施設との連携を持たせた姿に変わるのだろう思われます。ディヴェロッパー的視点からすると「容積が無駄にされている地域」です。
地域の開発は地権者や居住者の意向と行政の意向で進められるべきでしょうから外部から口を挟むことはしません。私が気にしているのは一部地域のネコと街並みの消滅です。
最近は西新宿5丁目、6丁目を頻繁に回っています。後者はまだ営業をしている店舗や事業所が多くありますし居住者も多いです。前者はかなり立ち退きが進んでいますがまだ居住者もいます。築50年前後の木造住宅があるかと思うとまだ20年に満たないだろう耐火建築もあります。
以前ですと感傷的に接することが多かったですが、最近では少し引いた視線でこれらと接しています。変わろうするものに抗することなくそれを「あるがまま」として受け入れる。これはカソリックやプロテスタント的というよりはむしろ仏教的な思考に近く、鴨長明の「行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし」に始まる『方丈記』の視線が近いかもしれません。
それでも消えゆくものをフィルムに焼き付けることは私でも可能ですから、「いま」を淡々と写すのみです。
写真は西宿6丁目地区。
Bronica SQ-A + PS150mm・f4 100TMX
そういえば66でよく使っている中望遠はマミヤCのSekor 135mm、ハッセル用MP120mmです。150mmは他にハッセル用S150mmとブロニカSのZenzanon MC 150mm(ノリタ光学製)、あとはKowa 6の150mmが手元にあるものとしてパッと浮かびます。ふだんはあまり使わない距離です。
PSレンズで揃えるべきレンズとしては最後のものでしたが先日中野相場の半額ほどで入手できました。Sの価格ですね。PSですといま現在中野で23000円ほどでABランクが1本出ていますがこれはPSとしても高いと感じます。中野はまだSQ-AiとPSレンズは高めです。SQ-AとSレンズですとガクンと落ちますが。
さてそれでPS150mmですが、試写のシーンとしては難しいところを選んだようです。かなり引かないとアングルを決められない場所でしたから考えながら撮れたのは以下の写真です。これでf5.6くらいです。もう少し絞っても望遠のボケは維持できるでしょうし、このシーンですと背景をどこまでボケさせるかがありますから距離と絞り値の選択はいろいろと試さないと判らないと思います。
100TMXですとコントラストは低めですね。400TXですともう少し上げられると思います。次回は少し絞ってのボケとフィルムを変えてコントラストの変化も試します。
by cucchi3141
| 2008-07-10 08:47
| Bronica SQ