浜田山(1) |
ところが最近、松原教会に行くことが多くなり、ここは明大前なのですが実は私のところからですと中野に出るのとあまり変わりません。その行き帰りに井の頭線沿線(それと京王線沿線)を撮る機会が増えました。これまで高井戸・浜田山・西永福・永福町・明大前・東松原・新代田・下北沢と撮り続けていますので、残りは渋谷方面で池ノ上・駒場東大前・神泉、吉祥寺方面では富士見ヶ丘・久我山・三鷹台・井の頭公園になりました。かつ残りの駅も実は過去に撮影しているところがあります。意識してのことではなくて気がつくとそうなっていました。まったく出向いていないのは駅は富士見ヶ丘・池ノ上・神泉くらいでなるほど教会への移動とあまり縁がないところです。
浜田山はおそらく小学校低学年時代までに何度か出かけています。かなりはっきりした記憶があって、それは浜田山・三井グラウンド(三井上高井戸運動場)での記憶です。母方の祖父は三井物産に長く勤めていてその家族向けの運動会での記憶。それとプールで泳いだ記憶です。前者は写真が残っています。後者は学校や市営のプールより設備が整っていましたから機会に恵まれれば何度でも出かけたかったのです。
いま地図で見ると浜田山・三井グラウンド はありません。検索してみるとこんなサイトがありました。どうもこうしたところは多いのでしょうね。私の記憶するところでいくつも老朽化・再開発・解体・移転・転用といった状態に直面しているところがあります。数十年前の記憶からの変遷なので当然のことではあります。
やはりそうであったのかという感懐です。三井グラウンドは幼少期の記憶でもかなり広いものであったように思いますが、いま見た資料では25000坪とあります。ここがいま集合住宅の建築計画で揺れ動いているわけです。内容が判りませんのでここでは触れませんが、地域住民の方々の生活環境を守る意識が判ります。
ここまで書いていてたまたま目にしたチラシがあります。三鷹駅北口で工事が進行している武蔵野タワーズ。総戸数570戸。敷地面積約7400平米。28階建てと31階建ての2棟です。ここは武蔵野警察の南側で駅から2~3分。駅至近にもかかわらず私が子どもの頃から梅林のままでした。以前、15年ほど前には知り合いが建築プロジェクトを提案をするとの話も聞きました。おそらくこの数十年間に数多くの計画が立てられては流れていると思います。いまの時代はデヴェロッパーの力がないと計画は進みませんし、自然環境が色濃く残るところでは住民の保全意識が強くあります。街はかならず変わるのですがその変わり方は様々で早いものもあればゆっくりのものもあります。でももっと長いスパンで考えると着実に変貌しているのでしょう。古い街並みは役目を終えて新しい街並みになり、またその街並みもその次の新しい街並みになる・・・延々と繰り返されてきている営為です。人は記憶や想い出がありますからその変貌に様々に反応するのでしょうね。変わって欲しくはないですが、それに抗することもできないのも事実だと思います。
最初の2枚は高井戸東。
Rolleiflex 3.5F Planar 75mm・f3.5 400TX
そしてこちらが浜田山。駅北口の商店街です。