CF Distagon T＊ 60mm・f3.5 (1)

こいつで上手く撮れた記憶がありません。どうも扱いが難しい。逆光には意外と弱い印象があって、この日はB60の38-60（本当にBiogon対応？）という純正フードを装着して撮影。カラーで撮りたくなって急遽1本だけ調達しました。

撮影は1/30secでf5.6～8です。写真を見ると合焦部は十分シャープなのですが、アウト・フォーカス部の線の太さのような繊細さを欠く描写が気になります。撮影地は井の頭公園。数年前にここでこのレンズで撮ったときも同じような結果でした。f11まで絞らないとダメかもしれませんね。

1枚目のように手前にピントを置けるところがないと真ん中から奥のほうに置かざるをえず、その結果として深度が十分に確保できないシーンですとシャープでない印象が強まります。近接して後ボケ、もしくはパン・フォーカスでないと甘い写真になりがちですね。

Hasselblad 500C/M + CF Distagon T＊ 60mm・f3.5 400NC-3





2枚目の樹木の株元などはシャープです。その右のフェンス(？)部分も同じ。3枚目の手前の樹木くらいがギリギリでしょうか。気になるのはアウト・フォーカス部の甘さと線の太さ。ダレるし繊細でないみたいな印象がつきまといます。絞って改善するか？

ここは公園の西端で玉川上水がすぐのところです。昼間でもかなり暗いので手持ちですとf8くらいがやっとでした。いつの日にか絞って撮ることにしましょう。