2008年 12月 04日
Nikkor H・C 75mm・f2.8 |
135ボディを処分しながらも銀塩で大事なものはきちんと拡充しています。
ブロニカのEC-TLIIです。1979年に発売されたEC系最後の機種。これがNikkor PとかP・Cであれば買いません。H・Cでということが決め手です。PとP・Cは4群5枚構成でコーティングが違うだけですがH・Cは4群6枚、つまり75mmのなかでは異なるレンズ構成です。
以前紹介した日浦慎作さんのサイトではPの39500円に対して53500円と価格設定され併売されたランクが上のレンズであり、いわゆるDXというレンズだと記されています。後群に貼り合わせで1枚増えています。
同サイトでは「数値的には,H.C タイプのほうが周辺での像面の湾曲が小さく,また周辺光量も大きくなっており,周辺までの画質の均一性は向上しているようです.また球面収差曲線を見ると,P 型の収差状況はアサヒカメラのテストで用いられている「解像力テスト」に有利なタイプとなっており,それに比べて H.C タイプはツアイスのレンズに多い「コントラスト重視・均質性重視」となっているようです.
しかし個人的には,この H.C タイプはボケ味の改善を主目的として開発されたのではないかと思っています.P タイプは非常にシャープで,特に風景のディテールや質感の描写特性等の点で優れているようですが,しかし背景のボケに難点があり,時としてかなり強い二線ボケ傾向になるのです.また同様に大きなボケを作った場合,周辺部では口径蝕により滑らかなボケとはなりません.このような点で H.C タイプは大きく特性が改善されており,やわらかで滑らかなボケとなります.またハロが小さく撮影夜景などでは有利のようです」と解説があります。H・Cの作例も掲載されているのですがディスプレーですと判りにくいです。やはり大きくプリントしないと掴みにくいかと思われます。
ボディのEC-TLIIですが回路がデジタル化されたのがEC-TLからの大きな変更点です。低速は簡略化され1/2secまで。1sec以上はなくてBになります。1secがあってくれればよかったのですが特に大きな問題ではないでしょう。印象ではS系よりもスクリーンが明るいのは嬉しいです。ボディはS2よりも大きく重く、ローライSLとよい勝負かもしれません。SLRの66では最大クラスでしょうか。
H・Cはなかなか見つけられないレンズですので運がよかったと思います。時間があればP、P・Cと較べてみたいと思います。
写真は昨日の善福寺川緑地。まずはD28。2枚目は肉眼でもフレアが判るようなシーン。太陽をファインダーに入れて覗いたところ盛大なゴーストが出ましたから性能的には時代なりだと思います。切れ味はさすがに素晴らしいですね。
Eos 5D MarkII + Distagon T* 28mm・f2.8 MMJ
こちらはZuikoの35mm。この日撮ったのは40カットほど。AFではありませんからしっかり構えますがそれにしても5DのときもそうでしたがD200での撮影と異なり銀塩同様のスタンスで撮っています。意識してではなく自然とそうなります。nsn_sns様のカット数を聞いていて訝しく思ったのですが実際に自分が撮って理解できました。Kiss X2にAFですとD200と同様にこの3倍はカットを切ると思います。
Eos 5D MarkII + Zuiko MC AUTO-W 35mm・f2
ブロニカのEC-TLIIです。1979年に発売されたEC系最後の機種。これがNikkor PとかP・Cであれば買いません。H・Cでということが決め手です。PとP・Cは4群5枚構成でコーティングが違うだけですがH・Cは4群6枚、つまり75mmのなかでは異なるレンズ構成です。
以前紹介した日浦慎作さんのサイトではPの39500円に対して53500円と価格設定され併売されたランクが上のレンズであり、いわゆるDXというレンズだと記されています。後群に貼り合わせで1枚増えています。
同サイトでは「数値的には,H.C タイプのほうが周辺での像面の湾曲が小さく,また周辺光量も大きくなっており,周辺までの画質の均一性は向上しているようです.また球面収差曲線を見ると,P 型の収差状況はアサヒカメラのテストで用いられている「解像力テスト」に有利なタイプとなっており,それに比べて H.C タイプはツアイスのレンズに多い「コントラスト重視・均質性重視」となっているようです.
しかし個人的には,この H.C タイプはボケ味の改善を主目的として開発されたのではないかと思っています.P タイプは非常にシャープで,特に風景のディテールや質感の描写特性等の点で優れているようですが,しかし背景のボケに難点があり,時としてかなり強い二線ボケ傾向になるのです.また同様に大きなボケを作った場合,周辺部では口径蝕により滑らかなボケとはなりません.このような点で H.C タイプは大きく特性が改善されており,やわらかで滑らかなボケとなります.またハロが小さく撮影夜景などでは有利のようです」と解説があります。H・Cの作例も掲載されているのですがディスプレーですと判りにくいです。やはり大きくプリントしないと掴みにくいかと思われます。
ボディのEC-TLIIですが回路がデジタル化されたのがEC-TLからの大きな変更点です。低速は簡略化され1/2secまで。1sec以上はなくてBになります。1secがあってくれればよかったのですが特に大きな問題ではないでしょう。印象ではS系よりもスクリーンが明るいのは嬉しいです。ボディはS2よりも大きく重く、ローライSLとよい勝負かもしれません。SLRの66では最大クラスでしょうか。
H・Cはなかなか見つけられないレンズですので運がよかったと思います。時間があればP、P・Cと較べてみたいと思います。
写真は昨日の善福寺川緑地。まずはD28。2枚目は肉眼でもフレアが判るようなシーン。太陽をファインダーに入れて覗いたところ盛大なゴーストが出ましたから性能的には時代なりだと思います。切れ味はさすがに素晴らしいですね。
Eos 5D MarkII + Distagon T* 28mm・f2.8 MMJ
こちらはZuikoの35mm。この日撮ったのは40カットほど。AFではありませんからしっかり構えますがそれにしても5DのときもそうでしたがD200での撮影と異なり銀塩同様のスタンスで撮っています。意識してではなく自然とそうなります。nsn_sns様のカット数を聞いていて訝しく思ったのですが実際に自分が撮って理解できました。Kiss X2にAFですとD200と同様にこの3倍はカットを切ると思います。
Eos 5D MarkII + Zuiko MC AUTO-W 35mm・f2
by cucchi3141
| 2008-12-04 08:57
| Eos 5D MarkII